2024/11/09 投稿者:探究者 おすすめレベル:★★★★★
豆絞りの手拭いの猿轡「序説-2」
豆絞りの手ぬぐいの猿轡「序説―2」 櫻子さんの動画を何回か見て感じたことをメモしておきたい。彼女はインテリであるようだ。日記における語彙力、文章の運び、コトバのつなぎ、日記全体を通して読んだ時の全体の構成と起承転結、その時々の気持を表現する折のレトリック、どれをとっても、そこにあるのは、ある一定の水準を超える文体であり文章表現である。かなりの蔵書を深く読み込んでいる気配がある。手垢のついた例えではあるが、かつての彼女は「文学少女」であったはずだ。街で彼女とすれ違う男性は多分「振り向かずにはいられない衝動に駆られる」と、思う。それほど清楚で、世俗にまみれたことのない、旧い言い回しになるが「深窓の令嬢」ともいうべき育ちのよさが、そこはかとなくただよう。そのような秀麗かつ聡明な女性の姿を思うときに、この動画のクライマックスの凄まじさには言葉を失う「なぜ、そこまで自らをマゾヒズムの深淵に引きずり込まなければならないのか」と、、、、、
このような静謐を秘めたノーブルな佇まいの女性の中に、これほどの魔性が潜んでいようとは想像する事さえはばかられるのだが、しかし、この動画の最後の数分間、後ろ手に縛られ、乳首が飛び出した胸に縄がくいこみ、四重に首縄をうたれながら、逆さM字に吊られ、豆絞りの手ぬぐいの猿轡が厳しく唇を割るという壮絶な姿で、自らの業(ごう=カルマ)が最高潮に達した時に見せる、観るものをたじろがせる、すさまじいまでの痙攣、上体を激しくよじりながら、観るものに性的快感の絶頂を何度も繰り返し伝えるその表情には内なるマゾヒズムの持つ「秀でた秀麗さと、自ら表現することを希求した、業(ごう)の深さと運命的な性(さが)」の落差が現出していると思えるのだが、、、、、これらの図式は、ギリシャ悲劇を思わせる様式美に満ち、まさしく芸術の域に及んでいはしないか。
ここまで奥深く、身も心もマゾヒズムに支配され、自らの性(さが)を引きずり出され、はずかしめられることに情念を燃やすことのできる女性とは、、、、、、ラスト近く、性的快感の絶頂を迎え、我を忘れて、顔をゆがめ、ぎっちりと噛まされた豆絞りの手ぬぐいの猿轡をキリキリとくい締め、猿轡の中で引きつった声をくぐもらせ、逆さM字に吊りあげられたしなやかな肢体をよじらせて、身体をブルブルと痙攣させながら、トランス状態で忘我の境地に至る彼女のその姿を見て、杉浦先生の発せられた言葉「これなんだよ、これ!」がその場のすべて(この上なく美しく聖なるものが自らの業(ごう=カルマ)に転落するさま、そして、これこそがSMの醍醐味なのだが)を言い表しているように思う。なお、豆絞りの手ぬぐいの猿轡「序説―3」でも述べたが、猿轡に使われる豆絞りの手ぬぐいは、新しいものではなく「いろはさん」や「あかねさん」に使われ、相当に使い込まれた手ぬぐいである。洗いざらし糸のほつれたものである。これまでの緊縛桟敷で多くのM女の口を割り、あるいは形のいい鼻を押しつぶした手ぬぐいであることも、さらに映像のリアリティーを想起させ、観るものの想像力を喚起するのだ。杉浦先生と奈加さん櫻子さんの素晴らしい作品に深く感動する瞬間である。
2024/08/06 投稿者:探究者 おすすめレベル:★★★★★
未知の領域への疾走
櫻子さんの可憐さと、いくばくかの幼さの残る表情からは容易に想像することのできないもの、、、これまで誰も踏み込んだことのない領域へと跳躍する櫻子さんの強い意志を感じる作品です。演技を超えた、その裏にある途方もない秘められた決意と、勇気と、周りを巻き込んで未知の領域へと疾走する姿は、すべてのものを凌駕し、我々の感動を呼びます。必見の映像の数々を届けていただいた杉浦先生と奈加さんに感謝です。ところで、猿轡の詰め物は痛そうで櫻子さんがかわいそうです。次にこれやるときはせめて、柔らかい濡らしたガーゼを使ってください(笑)そして、最後の吊りの場面はぜひ豆絞りの褌をお願いしたい。いつも素晴らしい映像をありがとうございます。
出演:櫻子 撮影:杉浦則夫 緊縛:奈加あきら 制作:ブエノスアイレスピクチャーズ 著作:杉浦則夫写真事務所
縄がかかるや涙を流す櫻子、それを合図に烈火の如く撮影現場は走り続ける。デビュー作で多くのファンを魅了した櫻子さんの第二作目、激動の1時間16分を是非ご覧ください。
〜 杉浦則夫 撮影後記 より抜粋 〜
今日は猿轡を本格的に仕立ててやろう。まずは口一杯に布の詰め物をしよう、そこに二重の豆絞りをかけてみる。櫻子は息を吸うのも困難だ。それを胡座で逆さ吊りにしてみた。長い脚で作った逆さの股間が大きく破れている。さぁ悪戯をしよう。。。
↓収録内容からピックアップしたワード↓
着物、涙、汗、開脚、顔責、高手後手、股縄、逆さ吊り、首縄、逆海老、クリップ、猿轡、水責
本作はキネマ館の通常配信サイズより大きなサイズ(1920x1080px)でご覧いただけます。
※本作はファイル容量が大きくダウンロードに時間がかかります。
※保存先に2GB以上の容量があることをご確認ください。
※撮影の条件によっては大きなブレや暗部での荒れ等が起こります。